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あらきたDCものがたり~R18腐二次創作弱虫ペダルDCアラキタ系
奈落の底の底の底①~R18腐二次創作弱虫ペダルDCアラキタ、性暴力
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三月も終わろうという夕暮れだった。
練習は既に終わっていて、荒北一人居残って、校舎の壁の丸~ストライクゾーンよりもっと狭い~に向かって投げ込みをしていた。
少し外れるだけでもチッと舌打ちする。
荒北は本当に野球を愛していたのだ。
かれは完璧なピッチャーを目指し、困難な左投げにもかかわらず、今や右に匹敵しうる球威とコントロールを身につけつつあった。
あとは集中力。
それすら四月の声を聞く前に、手に入れられそうなかれだった。
エース再びだ。
本当にそれは、彼の目の前にあったのだ。
背のびするだけで届くほどに。
あと三十球だけと決めていたようで、投げ込みを終えた荒北は、ボールを集め始めた。
20、21、数えてカゴに入れる。
30。
備品倉庫に持って行く。
壁に書いた丸もボール跡も消していく。
(だから誰もかれがここまで成長していると気づかなかったのだ)
かれは部室に向かった。
部室に併設されたシャワールームでバシャバシャ頭を洗ってる彼の頭上で、いきなり明かりが消えた。
ん? となった荒北の周囲に男たちの気配。
荒い息遣い。
4つ、5つ、いやもっと…
瞬く間に、壁際に追い込まれた。
「だから言ったろう。再起なんか意味ないってさ」
顔はわからない。
でも声で誰かわかる。
身長とか体型とか。
二年と一年殆ど全員…いる…
「一回ダメ出たら潰れるもんだろう。それともおまえは特別ってか? 星飛雄馬か? 茂野吾郎か? あ?」
凄んで声の主が現れる。
市治清四郎。
PTA会長の息子にして、うちの野球部を私物化しきってる愚か者。
俗レベルにおけるスーパーエリート。
荒北が存在しなくて、おまえが荒北ほど努力してたら、あるいは…
けれど俗エリートは努力でなく、そねみとねたみで日々を来た。
そして今おまえは何をしようと…
俺の記憶からは音が消えている。
抗う荒北に浴びせられる暴力。
殴ると蹴ると髪を掴む。
壁際に押し付け、両手両足押さえ込まれる。
何しやがる!
放せ!
てめえら許さねえぞ!
唾とばして怒鳴ってるだろう荒北に、市治は冷酷な笑みで答える。
かわいくしてろよスーパーエリートちゃん。
おまえはこれから皆さんのお役に立つんだからさ。
オーダ一発表するぞ。
一番センター
二番セカンド
三番ファースト
四番…
オーダー通りにコトは進んだ。
華奢な躯が割り裂かれ、女のように使われた。
もがいても抗っても荒北にすべはなく、されるがままになるほかなかったが、それでも荒北はもがき、暴れ続けた。
それでもなおかれは使われ続け、下水口には白濁が、とめどなく滴っていた。
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