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あらきたDCものがたり~R18腐二次創作弱虫ペダルDCアラキタ系
リーゼント2~R18腐二次創作弱虫ペダル荒北/福富目線
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負けただけだ
何も手放しちゃいねえ
なんでだ
どうして奴の部屋で
めちゃめちゃにされてる
俺は
俺は
俺は
俺中学の時にマワされたんだ
あんなことはたくさんだ
わかるよ
誰だって無理強いはよくない
そおいってるてめえが俺に無理強いしてるじゃねえかよ!
デカすぎんだろ!
糞より太え!!
「!」
ライオン頭は鳩が豆鉄砲食らった顔で動きを止め、それからは一切迫ってこなくなった。
一週間経った
癒えた尻で自転車乗る
ライオンが現れなくなったから、ひたすらローラーやってる
たまに部室に現れても、俺を見もしやがらねえ
あいつが引っ張った部だ
居場所もねえ
ローラー回す以外何も出来ねえ
誰の名前もしらねえ
や
一人知ってる
柔らかい髪質の甘ったるいハンサム
パワーバーばっか食ってるやつ
ローラー回す俺をずっと、穴あくほど見てるやつ
新開…とかいう…
「寿一袖にしたんだって?」
「あたりめーだろ。何が悲しくてあんなやつの処理係なんぞ」
めちゃめちゃ声を潜めて続ける。
「ありゃちんこじゃねえ。腕だ。ありゃSEXじゃねえ。フィストファックだ。あんなの耐えれるやつ、この世に絶対いねえ」
「それはどうかな」
ちょっと平板な声で返してきた。
「でもあいつ、人気あんだぜ。抱かれたい人気も、教わりたい人気もさ」
「あんたもか」
「どかな。でもあいつ、ひとのばす天才なんだ。その天才が拾ったやつがどんなやつか、みんな内心気になってると思うよ?」
新しいパワーバーの包みを噛み破った。
その瞬間だけ、一瞬だけ、何かニオイが変わった気がしたけど、目を上げたときにはそいつはもう、かなり離れていた。
ひとのばす天才。
その天才が拾ったやつ。
今更そんな言葉を嬉しがる俺じゃない。
でも、俺、ただ…
あの朝霧の中に立つと、荒北が現れる気がする。
リーゼント切り落としてざんばらで現れたあの男。
愛し続けてきた新開さえ、忘れさせてしまう男。
あいつの尻が前にあったら、俺は100キロでも出せる気がしてるが、当の本人はそんなこと、てんで気にしちゃいないだろう…
「遅えよ」
寮正門の脇に本人がいた。
本人はこう言った。
新開とかいうのに言われた。
あんたに抱かれるのは名誉なんだと。
だったら名誉味わわしてヨ。
価値あるケツ奴隷にしてくんない?
細い、しなる、ハリガネのような男が、今目の前で再び俺を誘惑する。
全細胞のわななきを押さえ込むという、無茶な芸当を達成しつつ、俺はそいつの薄い唇を、再びそっと味わう。
最大の歓喜がいま俺を突き抜けた…
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