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あらきたDCものがたり~R18腐二次創作弱虫ペダルDCアラキタ系
うさぎ~R18腐二次創作弱虫ペダルモブ目線
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あの晩のことが頭から離れない
俺らの性欲一身に受けて、おめいてたカワイコチャン
よく学校にいつづけられるよな
恥知らず
もともとサセコだったんだよな
マウンドがけがれるぜ
そう思いながらも
あいつを見かけると、ちんこがむずむずしてくる
砂塚とか、あの晩をおぼえてるやつらはみんなそうだ
奴はいつも一人でいる
ウサギちゃんが一匹でうろちょろしてたら食われるの当たり前なんだ
食おうぜ
市治は簡単に言うけれど、俺は正直恐ろしい
確かにあれはバレなかった
でも次もばれないのか?
絶対の自信はあるのか?
自分はPTA会長の息子って、そこ頼んでんじゃねえの?
俺はやらない
絶対やらない
誓ってたのに…
二年の夏
夏祭りの会場から、
市治と仲間が連れ出した。
小学生の妹を、二人逃がしてから、奴は俺らに従った。
神社裏の、古宮で、俺らはやつを貪った。
一度されてるせいか、やつはあんまり抗わなかった。
浴衣の柄は千鳥。
いがいに白い地肌。
春の、荒々しい荒北がよぎるが、今の荒北はおとなしくて、それだけに逆に痛ましくて、俺はついに勃起しなかった。
弱っちくなったんじゃない。
荒北は俺たちを軽侮していた。
軽蔑がかれを抗わせないのだ。
なのに市治は浮かれていた。
完全に荒北を屈服させたと思っていた。
仲間に四肢を抑えさせ、逃れられなくしてからヤっていた。
春。
ヤらずに扱(コ)いてたバカがヤるバカに昇格だ。
まん丸にちんこ膨らませて、どれくらい期待してたか一目でわかる。
そんなに憎いのな。
マウンドとられて。
今取り戻したマウンドで、おまえのへぼ球にはトンボが止まる…
濡れたちんこひきぬいた市治の得意満面は、みるに耐えないほど酷薄だったが、荒北は、特段悪態もつかなかった。
「終わった? 満足した? ならおれ帰るわ」
浴衣をかきあわせ、帯の泥を払って立ち上がる。
そこに奴らが現れたのだ。
「中坊たちイケナイことしてんねえ」
「おにーさんたちも催しちゃった。鎮めてや」
高校生か、それ以上か、五人くらい年上がきて、柄悪くて、荒北だけでなく俺や市治まで押しとどめた。
(市治の子分は逃げた。
一人逃げ切った)
「俺このヤられっこちゃん。うまそうなニオイする」
「ちっ、俺もそれいいのになあ。ならこっちの鼻っ柱強そうなのにすっか」
市治は見る影もなく怯えきってる。
「俺はこっち」
俺の首に腕回して、引き寄せたのは長髪の男だ。
因果は巡るのか。
でも俺今回…
「ソイツら離せよ」
荒北が、
荒北が不意に口を切った。
「こいつらもうすぐ全中なんだ。にがしてやってくれよ。俺全員相手するからさ。満足させるから」
髪をなおして、向き直った。
そして俺らに背中で言った。
「行け」
俺らは逃げた。
荒北を残して。
市治は泣いていた。
市治の子分に知らされて、大人たちが駆けつけたとき、古宮にはもう誰もいなかったそうだ。
全中は地区優勝した。
県大会は二位だった。
荒北は四日行方不明だった。
戻ってからも何もいわなかった。
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