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幼稚園の日常
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「おい、出音遊べ」
翔介が仁王立ちで言ってきた。
「先生をつけない子とは遊ばん」
俺は翔介を上から目線で言った。
「上から目線するな!」
翔介はそう言い俺の泣き所(弁慶の泣きどろこ=すね)を蹴った。
「いっ!!」
俺はその場に膝まずきすねを抑えた。
「いいから遊べ」
翔介は仁王立ちでまた言った。
「こんのクソ餓鬼・・・」
俺は涙目で言った。
「これで遊ぶぞ!」
翔介がボールを俺の目の前に出して言ってきた。
「たく・・・サッカーしたいの?」
俺がそう言うと、ちがう!っと言った。
「キャッチボールだ!」
翔介が言った。
「キャッチボールするにはボールが少しでかくないか?」
俺は苦笑いでボールを翔介から受け取りながら言った。
「このボールがいい!」
翔介が言った。
んま、出来ない事ないからいいか・・・
俺は翔介と少し離れて、投げるぞーっと言った。
「こい!」
翔介がボールを受け取るかまえをした。
こういう所は可愛いんだよなぁ・・・
「いくぞー、ほい!ぬは!?」
俺がボールを軽く投げた瞬間横から体当たりされ綺麗に俺のお腹に入り俺は倒れた。
「いってぇ・・・龍馬いきなり体当たりするなよ」
体当たりしてきたのは龍馬だった。
「出音、俺と遊んでよ!」
龍馬が言った。
「龍馬、今翔介と遊んでるから後少しだけ待ってな?」
俺は立ち上がり龍馬の頭をなでた。
「バカヤロー!」
その声が聞こえたと思ったら、また俺の泣き所を蹴られた。
「いっっ!」
そして、またその場に膝まずきすねを抑えた。
「俺と遊んでるのに龍馬と遊ぼうとするなよな!」
翔介が怒りながら言った。
「っだからって2回も蹴るなよ・・・」
俺は涙目で言った。
「翔介!出音をいじめるな!」
龍馬が翔介に言った。
あ、まずい・・・
「いじめてない!てかお前が入ってくるのがわるいだろ!」
翔介が言った。
「出音は俺と遊んだ方が楽しいんだ!」
「出音は俺と遊んでたんだ!」
翔介と龍馬の言い合いが始まった。
たく・・・
「こらこら、2人ともやめなさい」
俺は二人の間に入って言った。
「もとわと言えば出音が悪い!バカ!アホ!」
翔介が言った。
こいつ、俺は怒ったぞ・・・
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