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この手に出来るなら
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手段なんて、選ばない。
「……………………隼斗、お前それが…………」
涼の身体を見てみたい。
その言葉に、悠斗は唇を噛み締めた。
隼斗の目的は、これだったのか………………そう思わされる自分が、本当に腹が立つ。
結局、自分は隼斗の檻から逃れられないよう、行く手を阻まれているのだと、思い知らされる。
「ぷ…………………顔、恐いよ?折角の可愛い顔が、台無しだ」
「ちょっ………………おい…………っ」
悠斗が自分を睨んでいる事を無視し、隼斗は目の前のシャツへ手を伸ばす。
「……………………悠斗………………お腹が空いた」
「は…………………」
「俺…………………お腹が空いてたまんないよ……………ねぇ、俺を満たして………………」
一つずつ、ゆっくり釦を外す隼斗の長い指が、時折悠斗の肌へ触れていく。
一つ、また一つ。
露になる悠斗の綺麗な肌。
今まで抱いてきた、どの女よりも、どの男よりも、それは隼斗の空腹を満たすもの。
「満たしてくれなきゃ…………涼を、食べちゃうよ?」
「隼斗っ!お前、いい加減に………っん…………!」
自分へ歯向かう口を塞ぎ、隼斗は悠斗のシャツを肩からずらした。
「………………っや………な…………こんな………所でっ」
「場所なんか、何処でもいいだろ………………今夜は、ここでイカせてやるよ……………………涼に告られた、この場所で」
悠斗の首筋に舌を這わし、隼斗は悠斗のベルトへ手をかけた。
「ふざけ……………るなっ……………はっ………離……あ」
「抵抗したら、本気で涼をいただくぜ?」
少し低く呟く、隼斗。
「……………隼………………っ」
悠斗は、たまらず隼斗を見上げた。
隼斗は、本気だ。
本気で、涼を………………………。
悠斗は腕の力を弱め、悔しそうに顔を伏せた。
涼だけは、守りたい……………………そう思う気持ちが、隼斗の身体を受け入れよと命令する。
「…………………………賢いね、悠斗」
大人しくなった悠斗へ笑みを見せ、隼斗はそのしなやかな身体を抱き寄せると、一心不乱に貪りつく。
「…………………やっぱり、悠斗が一番美味しい…………」
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