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呪文
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隼斗は何度も『好き』と呟き、キスをした。
好き。
なんだか、呪文みたい。
「隼斗………………っ、も……………良くない?」
悠斗はやっと唇を離し、隼斗を見上げる。
唇は、もうベチャベチャです。
「まだ、足りない………………いっぱい、キスしたい」
「え…………………」
慶太に啖呵切ったのが、そんなに嬉しかったのかな?
自分の頬に手を当て、全く止める気配のない隼斗に、悠斗はさすがに引いた。
地下駐車場で、ベロベロなチューを数え切れない位する、兄弟。
異常にしか思えない。
「好き……………………悠斗………」
「いや………待っ……………っんぁ…ん」
隼斗は、悠斗の背中に手を回し、逃さまいとその身体を締め付ける。
こう何度も濃厚なキスをされては、隼斗への気持ちがどうであれ、身体は異変を来す。
「悠斗………………美味しい……………」
隼斗の甘い囁きと相俟って、下半身が勝手に反応する。
最悪だ。
こんな所で、パンツを押し上げ、痛みを帯びる。
俺、隼斗のキスに反応してる…………………。
「あ………んっ…………隼斗………人……………来るし……」
悠斗は隼斗の服を握りしめ、耐えきれずに車にもたれた。
「……………………悠斗の、おっきくなってる……」
「はっ…………ダメ………触んなっ……んっ」
自分の足に当たる悠斗の下半身に、隼斗は嬉しそうに笑みを浮かべ、またキスをする。
パンツの上から撫でる、隼斗のエロい手つき。
こんな所で、強姦か………………!?
「俺のキスで、感じた?………………悠斗、可愛い」
そう言って、隼斗はゆっくりパンツのファスナーを下げようとする。
「やっ………………マジダメだって………」
「大丈夫……………俺が、キレイに飲んであげるから」
飲まなくていぃ………………!
「んっんぅ…………はぁっ……隼……………斗……」
悠斗の抵抗空しく、隼斗の手は下着の中まで入り込む。
ヌチャ……………………
既に先っぽは、隼斗の愛撫にヌルヌルと粘っこく濡れていた。
「好き………………悠斗…………………好き……………」
「隼……………………ぁあ………あっ……はぁん………」
「大好きだよ………………………」
頭に響く、隼斗の『好き』が、徐々に朦朧とする悠斗を、飲み込んでいく。
好き……………………。
隼斗、それ本当……………………?
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