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2年間
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会いたい。
そう思ったら、ダメですか?
「悠斗~!」
爽やかな初夏の風に似合う、爽やかな声。
「……………………涼………………」
悠斗は目を細め、振り返る。
この2年、悠斗の周りは随分と変わっていった。
「ごめ…………っ……………待った?」
暑い季節に、汗を流し駆け寄る、涼。
汗をかいても、相変わらず涼は…………………いや、益々爽やかなで格好イイ。
すれ違う女子達が、自然と涼へ視線を奪われる。
「……………………見過ぎだろ……………」
涼を眺める女子達をチロリと睨み、悠斗はそれを牽制する。
隼斗が家を出て、悠斗は涼と本格的に付き合いだした。
サッカーで大学が既に決まり、顔もサッカー雑誌に取り上げられる程イケてる涼は、モテモテ過ぎて、悠斗は正直気が気じゃない。
性格も良すぎて、ズル賢い女に騙されるんじゃないかと、思ってしまう。
ただ………………………。
「ね、ねえ…………………悠斗…………………今日、悠斗の家行っちゃダメ……………………?」
「…………………涼…………………」
赤い顔して、涼は悠斗のご機嫌を伺う。
涼は、悠斗にずっとベタ惚れ中。
「…………………いいよ、ウチいこ」
赤い顔の涼へ唇を近付け、悠斗は街中でキスをする。
「悠斗……………………っ………」
赤い顔を一段と赤くして、涼は唇を手で押さえた。
周りからは、涼に見とれてた女子達の悲鳴が聞こえる。
なんだか、隼斗みたいだ。
ね………………隼斗には今、付き合ってる人、いるの?
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