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大好きな人
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涼との時間は、とても身に染みた。
涼、ありがとう。
涼、ありがとう。
そして、本当にごめんなさい。
俺は、初めて出来た彼氏と、こうして別れた。
全部、俺が悪い。
そんな事を考えながら、ずっと側にいてくれた幼馴染みが遠くに行く寂しさも合わさり、その夜、俺は眠れなかった。
「あぢ………………………」
夏って、冷房切れると、何故か目が覚めるよな。
一晩中ベッドでボーッとしていた俺は、明け方になって、ようやくウトウトしかかった。
でも、冷房のタイマーが切れると共に、暑い日差しがカーテンから覗き、目が覚めた。
「はぁ…………………今日、隼斗バイトかな…………」
目が覚めたら…………………。
俺は、隼斗に会いに行こうと決めていた。
全部話そう。
会えなかった時にあった事、全部。
涼の事、慶太の事、熱中症……………不思議なイケメン親子(笑)。
全部話して、もう一度言う。
隼斗と、生きていきたいって。
たかだか18歳が、何馬鹿な事を言ってるんだって感じだが、ちゃんとしたい。
涼みたいに、もう人を傷付けたくないから。
ちゃんと。
「っしゃあ……………………隼斗に会いに行く!!」
俺は気合いを込めて、起き上がった。
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