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猛アタック2日目⑥
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そして保健室・・・
―――-- ガラッ──
「江くんいる~?」
「おっ、雄哉か。」
そう言って南先生は机から顔を上げ、親しそうに雄哉くんに笑顔を向けた。
ムッ。
あれ?僕なんでイラッとしたんだろう。。
まぁ、いっか。
「あれ?その子はどうしたのかな?」
南先生は笑顔を崩さないまま僕に目を向けてきた。
なんか、その胡散臭い笑顔やだな。
「あぁ、こいつは今の体育の授業で右の足首捻ったみたい。見てやってくんねーか。」
「なるほど、そうゆうことね。だからお姫様抱っこしてあげてるんだ~」
南先生はそう言いながらすごくニヤニヤしてた。
ちょっと怖い、、
「……おめぇなぁ、!!ニヤニヤしてんじゃねーよ!」
雄哉くんはいつになく顔を真っ赤にさせ怒っていた。
いつもは照れの"て"の字も見せないような人なのに、意外な一面を見ることができて顔が綻んでしまった。
「まぁまぁ、落ち着いて。その子の足を見るのが先でしょ?」
「あ?あぁ、まあそうだな。見てやってくれ。」
そう言うと雄哉くんは側にあったベッドに振動を立てないようにそっと僕を下ろしてくれた。
────
「うーん。これは治るのに結構時間かかっちゃうかも。えっと、なんて名前だっけ?」
「あ、僕中島健登っていいます。」
「じゃあ中島くん。君、まったく運動してないでしょ?」
「へ?」
急にそんなことを言われてマヌケな声を出してしまった。恥ずかしい。
「そうでしょ?」
南先生がもう1回聞いてきたので、それに僕は"はい"と答えた。
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