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猛アタック2日目⑤
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普段はこんな焦らない雄哉くんに驚いた。
痛みも一瞬忘れて、キョトン顔で見上げていた。
じっと見つめて何も言わない僕にしびれを切らしたのか、舌打ちをして自分に手を差し出してきた。
何かと思い、目をぱちくりしていたらぶっきらぼうに、
「ん、手。」
と顎をしゃくりあげて催促してきた。
「えっ!いいよ!自分で保健室行けるし!」
断った僕の手をまた舌打ちをして引っ張りあげた。
右足首を捻っているため、力が入らず雄哉くんの胸にダイブしてしまった。
「あ、ごめんなさい… 。」
「別に。」
そう言ってそっぽを向いた雄哉くんの耳が赤い気がしたのは気のせいかな?、
照れてるのかな、、
ちょっと可愛いかも。
そんなことを思いながら雄哉くんの胸から離れようとしたら、逆に引っ張られて首の後ろと膝の裏を持ってお姫様抱っこをされていた。
あまりにも素早い動きだったため拒むことができなかった。
「え?なに?なんで?」
僕はあたふたしていると、
「歩けないだろ?無理はするな。」
そう言ってきた。
「……そんなことないよ!無理してない。」
自分で歩けるって言ったのに雄哉くんはそれを受け入れてくれず、そのまま保健室まで連れて行かれた。
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