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マキ&ゆうじの心配
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先日、羽を生やした天使が、俺たちの元へやって来た。
そして、あれよあれよと言う間に、俺たちは仲を取り戻していったのだ。
あいつがいなければ、俺たちはずっと喧嘩しっぱなしのカップルだっただろう。
あいつは、俺らの恩人だ。
だが、その天使は今、人間界の悪魔と呼ばれる奴のものになろうとしている。
奴の名前はしんどー。
見た目は超上物。俳優やモデルなんかにいるんじゃないと思うほどのオーラを持った奴。
目立つ容姿のせいか、このマンションでは有名人。
だが、性格は悪魔のような奴だと噂で耳にした。
実際話してみたが、確かに性格がヤバそうな奴だった。
さっきだって、天使の唇をあっさりと奪いやがった。
初日にあった奴とキスが出来るとか、アイツ…タダもんじゃねぇ。
「心配だ…。あの天使が、しんどーと2人きりなんて……もし天使に何かあったら」
「マキちゃん……。」
ポンッと、ゆうじが俺の肩をたたく。
「大丈夫だよ、きっと。まこっちゃんなら、アイツと仲良くやっていけるよ。
……少し心配だけど。」
「信じよう。」そう言ったゆうじに、俺は小さく笑って頷いた。
「そうだな。」
信じよう、俺たちの恩人を。
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