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Lock on!4 R18
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ベッドの前で立ったままだったオレは、まだスーツ脱ぐことはせず、ベッドに腰掛けた雪夜さんの膝の上にいて。
「んっ、あの……だから待って、雪夜さんっ!」
サイズが大きく緩いカーディガンから覗くオレの肌に、チュッと吸い付いて痕をつける雪夜さんの結ばれた髪を思い切り掴んだオレは、なんとかして雪夜さんの動きを止めた。
「もうっ、オレの言葉ちゃんと聞いてましたか!?」
「んー、ナニ?」
この人、全くオレの話聞いてないじゃん。
オレを見つめて首を傾げる雪夜さんは、ニヤリと笑ったままオレの言葉を待っていて。
「いや、その。スーツ着たままだと皺が寄っちゃうから、脱いでくださいって言ったつもりなんですけど……」
「なら、お前が俺のスーツ脱がしてくれよ?」
今度はちゃんと理由も含めて、雪夜さんにそう伝えたのに。雪夜さんから返ってきた言葉はオレの想像とは異なるもので。
「あ、えっと……」
返事をする勇気が出なくて、小さくこくんと頷いたオレはドキドキでいっぱいだ。いつも脱がされてばかりのオレが、今日は雪夜さんの服を脱がしていくんだから。
でも、どこからどうしたらいいのか分からなくて。
困惑気味のオレに、雪夜さんはふわりと笑ってオレがどうしたらいいのか優しく指示をくれた。
「ネクタイ外して、そう……お前やれば出来んじゃん」
戸惑いつつも、ぎこちない手つきで雪夜さんのネクタイを緩めシャツのボタンを外していくオレを見て、雪夜さんは柔らかく微笑んでくれる。
少しずつ露わになっていく雪夜さんの肌。
鎖骨についたオレの噛み痕は、まだうっすら黄色く残ったままで。
高鳴る鼓動を感じながらもシャツのボタンを外し終わったオレは、雪夜さんが羽織っているジャケットに手を掛ける。でも、その手は雪夜さんの手で止められてしまい、オレの耳には雪夜さんの吐息が触れて。
「星くん、下も」
「えっ、でも……」
「星」
拒否権はないと言わんばかりの雪夜さんの声。
オレの右手を掴んでいる雪夜さんの左手が、ゆっくり下へと降りていく。そんな雪夜さんの手の動きに逆らう事も出来ず、躊躇いがちにオレの手は雪夜さんのベルトに触れていた。
感じたことのない緊張感の中、ベルトを外し終えたオレはスラックスへと手を伸ばす。そのままウエストのホックを外して、ファスナーを下ろして……。
「星くん、よく出来ました」
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