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秘められた真実 3 R18
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「俺とじゃなくても男とすんの慣れてんだろ。ココ、面倒くせぇから自分で解せ……ほら、見ててやっから」
足元に転がったローションのボトル、半ば強制的に始まった飛鳥との行為。抵抗はしたものの、身包み剥がされ全裸になった俺は、受け入れる為の場所を自らの指で解し、ベッドの上で乱れていくその姿を飛鳥に見せつけている。
「ハァっ…ンッ、んぅ…くッ」
好んでこんなことをしているわけじゃないのに、痛いくらいに注がれる飛鳥の視線に身体が反応してしまうのが嫌だった。どうしようもなく疼く一箇所に、狙いを定めて指を動かしても。そこは、飛鳥じゃなきゃ満たせない奥まった場所で。
欲望のままゆるゆると腰を動かし、涙が溜まった瞳で飛鳥を見つめれば、人の寝室で堂々とタバコを咥え俺を嘲笑う飛鳥の姿が飛び込んでくる。
俺とは真逆の飛鳥。
きっちり着込んだスーツは乱れることがなく、優雅に脚を組んで俺を見つめていた。
「俺に見られて興奮して腰振って、弄ってねぇのにチンコから先走り溢れされて……ド変態のクセに俺に抱かれんの嫌がりやがって、何様だテメェは」
「ッ…あ、すかっ…」
それは俺が聞きたい。
飛鳥、お前は何がしたい……性欲の捌け口なんていくらでもいるくせに、なんでわざわざ男の俺を抱きに来るんだよ。
こんな、こんなこと。
俺じゃなくても、いいくせに。
確実に蕩けていく身体とは裏腹に、心は酷く痛んで壊れそうだった。恋なんて、愛なんて、全ては偽りの上に成り立つ欲に塗れた醜い世界なんだ。
「っ、はぁ…んッ、ん…」
そこに身を投じ、はしたない姿を晒している自分を認めたくはなくて。グッと噛んだ唇からは、赤い血が滲む。
「隼、もういい」
素面じゃなかなか堕ちない俺の姿に飛鳥は痺れを切らしたのか、赤く染まった俺の唇に、飛鳥の柔らかな唇が触れる。鉄の味に混ざる苦く濃いタバコの味、お世辞にも甘いとは言えない飛鳥からのキスが俺の脳天まで蕩けさせていく。
どんな酒より酔いしれて、俺はこの男に溺れてしまう。縋るように両手を伸ばせば、その手は力強くベッドに縫い付けられていた。
「んッ!あっ、飛鳥ッ…まだ無理!!」
いくら指で解したとは言え、そう長くはしていない。
まだ閉ざされているその場所に、無理矢理捩じ込まれるんじゃないかという恐怖心で身体が震えるけれど。
「お前の都合なんざ関係ねぇ、痛くて泣きわめいたところで俺の知ったこっちゃねぇよ」
フッと笑い、そう囁いた飛鳥は、遠慮なくその牙を俺の身体に突き刺した。
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