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陽だまりのSUNDAY (星side)
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新九郎様から頂いたリクエスト。
いつもお世話になっております。
Twitter お題のお話です。
開けられた窓から入ってくるポカポカとした暖かな風。部屋の中に小さく出来た陽だまりが、オレを優しく照らしてくれて。
大好きな甘めのカフェオレを飲みながら、白石さんの部屋のソファーでゆったりと寛いでいた時のコト。
「お前は俺の何処が好き?」
何気ない会話の途中。
ふと、白石さんが甘える様にオレを見て聞いてきた。
「え?何処って………」
突然の質問に、すっと答えが出てこなくて。
オレは手に持っていたマグカップをテーブルの上にそっと置く。その横にはブラックコーヒーが入った白石さんのマグカップが置かれていた。
2つ並んだ、シンプルな白のマグカップ。
ドサッとソファーにもたれかかって、煙草を咥えた白石さんはオレの頭を撫でながら、にっこりと微笑んでくれる。
好きな人。
大好きな人。
何処が好きかなんて。
いっぱいあり過ぎて、あげたらキリがないから。
「あの……白石さんの全部、好きです」
小さく呟いたオレの言葉に、白石さんは嬉しそうに目を細めて笑う。
「なにそれ、すげぇー嬉しいコト言ってくれんじゃん?でももっと詳しく聞きてぇーんだけど、具体的に何処?」
「詳しくって言われても……ふわふわな髪とか、色素の薄い瞳とか、顔もカラダも、外見だけじゃなくて。意外としっかり者だったり、料理上手だったり………オレの事を想ってくれる、白石さんの全部が好きです」
お外用のいい子な白石さんも。
ニヤリと笑う意地悪な白石さんも。
オレはどんな白石さんでも好きだから。
でも。
白石さんこそ、オレの何処が好きなんだろう?
「白石さんは、オレの何処が好きなんですか?」
アーモンド色の瞳を見つめてオレが首を傾げ問いただすと、白石さんは少し考えてから応えてくれた。
「………全部」
煙草の煙を吐いて白石さんはそう言うと、ポカーンとするオレを見て、これじゃあお前と一緒だなって無邪気な笑顔をみせてくれる。
「全部だけど。そうだなぁー、強いて言うなら……」
「強いて言うなら?」
「俺はお前のその眼が好きだ」
真っ直ぐに見つめられたアーモンド色の瞳には、白石さんを見つめ返す真っ赤な顔をしたオレが映る。
「泣いたり笑ったり、感情を伝えようとする星の眼は、いつでもすげぇーキレイなんだよ。他にもいっぱいあんだけどな、星の好きなとこ」
白石さんはそう言って煙草の火を消すと、オレをぎゅっと抱き寄せる。
「恥ずかしがり屋で照れ屋で、すぐ真っ赤になるとこも。漆黒の髪も白い肌も、感じやすいカラダも。言い始めたらキリねぇーな。やっぱり全部だ、全部。俺はお前の全てが大好き」
とっても穏やかに話してくれる白石さんの声。
見つめ合うオレたちを暖かく照らす春の陽だまり。
ブルーベリーの甘い香りに包まれて。
囁かれる愛の言葉。
「星、愛してる」
少しの会話に大きな幸せを感じた。
そんな素敵な日曜日。
新九郎様、RTしてくださった方々。
リクエストありがとうございました(o^^o)
何のひねりも無いお話ですね。
申し訳ありませんm(_ _)m
何気ない2人の会話から。
少しでも幸せを感じて頂けたらと思います☆
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