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Half an hour 4 R18
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『犯してあげる』その言葉通りに俺の口内を容赦無く攻め立てていく光。嗚咽すら呑み込んでしまう程に、更に奥まで光の性器を咥え込んだ。
「ッ……こんな場所で咥えてる優…んっ…可愛い」
砂にまみれながらも夢中になって咥えている俺の姿に、満足そうに微笑む光。生理的に目尻に溜まる俺の泪を、光は愛おしそうに拭って甘い吐息を洩らしていく。
「んっ……ぁ…はぁ……」
美しい光の姿。
その全てが俺だけに注がれている事に堪らなく興奮する。砂にまみれたジーンズの中の、役に立たない俺のモノは、熱を持ち勃ち上がっていた。
口内に感じる光の熱。
それだけで射精出来てしまいそうな程に、俺の身体は光に犯されていく。
「好きでしょ?優ッ…喉の奥で……っ…俺のコト感じるの」
光の問いにコクコクと頷き、溢れ出る唾液を光の熱くなったモノに絡ませながら、喉を絞り奥まで光を受け入れた。
「ぁッ……はぁ……優ッ」
口内で膨らみを増す光のモノ。
そろそろ限界が近い。我儘な口とは対照的に、素直な反応をする光の性器は、何も言わずに俺にその事を教えてくれる。
うっとりとした表情で、潮風で乱れた俺の髪を掴む光。いつだって綺麗な王子様が、俺を感じて乱れていく姿は俺をなにより悦ばせる。
「───ッ!!」
押し殺した声と共に、口内に広がっていく光の欲の味。光を見上げ喉を鳴らして飲み干してやると、光は今日1番の綺麗な笑顔を見せてくれた。
それだけで俺の心は充実感に満ちていく。
役に立たなかった俺のモノは、そのうちゆっくりと熱を失っていくだろう。
お互いが此処に来る前の状態に戻り、残り少ない時間の中で沈みかかる夕日を眺めていた光。
「素直になれなくてごめんね」
そっと俺にそう呟いた光は、俺の左手の薬指に優しくキスを落とした。
本当は誰より弱い光の心。
繕う事で輝きを放つ王子様。
そんな光を抱き寄せて。
「光……」
名を呼んで、続く言葉は光からのキスで遮られる。
「優……言わないで……」
言葉は力を失くしていく。
だからこそ。
『愛してる』
その言葉を。
お互いが飲み込む様にキスを交わして。
全てを物語る光の瞳。
いつか来る別れに。
今はまだ背を向けたまま。
壊れそうな心を抱えた王子様と。
共に歩んでゆける道をただ探し求めて。
誰も知る事のない。
空白の30分。
雪夜達が待つ場所へと向かう光は。
いつもの妖艶さを纏いながら、光り輝く王子様の姿で微笑んでいた。
fin
野外プレイをと思って書いた話が、エロどこいったってくらいの終わり方になってしまいました。
光と優には色々な過去があります。
そして未来も。
光優のお話を読みたいとリクエストしてくださった皆様、ありがとうございましたm(__)m
また機会がありましたら、番外編で光優のお話は少しだけ書いていくつもりです。
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