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【R18】2
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昨夜スティーブンの部屋で二人だけで過ごし、いつからかどちらともなく始まったキス。
『……今夜は……、眠らなくてもいいな? 少年……』
微かに質のいいアルコールの香りをさせたスティーブンに覆いかぶさるような体勢でそう尋ねられたら、身動きの取れないレオナルドに用意された選択肢は【はい】か【YES】の二者択一。
選択肢に含まれていない【いいえ】か【NO】を選んだ場合のことなど、恐ろしくて考えられなかった。
執務室にいる時のように素面の時でさえも、スティーブンに男の色気を感じずにはいられない。
いられないはずなのに適度な量のアルコールが入ってさらに彼に吐息交じりに囁かれたら、いくらスティーブンと今のような関係になったとはいえまだ慣れることができないレオナルドが彼の思惑に堕ちずにいられるわけもなかった。
そもそもにいろいろな経験値が違う。
それからどのくらいの時間が経過したかなんてわからないくらいに互いを求めた。
全てが終わり気がついた時には、レオナルドはスティーブンの腕の中で眠っていたのだから。
……それなのに。
スティーブンはもう少しで日が昇ろうというまさに今この時、再びレオナルドへのキスを始めたのだ。
「え、……あの、スティ……ぅ、む、だ、だめ……っ」
「静かに……。すぐ済む」
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