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やっぱり兄弟
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「それじゃあ、送ってくれてありがとうな。」
カラオケから出て帰ろうとしたとき、怜が送る!といって聞かなかったから送ってもらった。
なんでも、危ないらしい…
でも、今回の1件でちょっとは自覚を持とうと思った。
「別にいいよ。また襲われたら大変だしね?そうだ!これからは帰り一緒に帰ろう?」
「え…?」
「それは流石に悪いから遠慮しとく。それに俺バイト行ってるし?」
「え!?!?」
「なに?」
「バイトしてんの!?危ない!辞めろ!」
「何でやめなきゃいけねぇんだよ…」
「あ、兄さんおかえ…あれ?貴方は…」
「陽、ただいま。遅くなってごめんな?あと、こいつは…」
陽が玄関から顔を覗かすと、見たことあるような無いような顔に驚いていた。
まぁ、何年も経ってるしな…
「怜くん!?!?」
「え、陽覚えてるの?」
まさかの覚えてた!?!?!?
「覚えてるに決まってるじゃん!ひっさしぶり!身長大きくなったねー!」
「おー、陽君久しぶりだな。相変わらずかわいいしなー」
「もー!お世辞はいいよ!怜くんあがっていく?」
「いや、もう今日は帰るよ。まだ引越しの片付けが終わってないしな?」
そんな忙しい中でこっちに来てくれたのか…
「そうか…今日はありがとうな。」
「いいよいいよー、これからは気をつけろよ?ま、これからは俺が隣にいるけどな!」
「え?それどういうこt」
「怜!誤解を生むような事言うな!」
「ちぇー、はいはい。それじゃあな、陽君、奏」
「おう/うん!」
それから家に入ると陽が作ってくれていた晩御飯を食べた。
「あ、兄さん!今度お泊まりするからお留守番ヨロシクね?」
「あ、圭さんのところか?」
「うん!」
「りょーかい。」
「寂しい?」
「すこしな?」
圭さんのところに泊まるなら何の心配もいらないな…
そうだ、久しぶりに耀人を家に招こうかな?
今回のお礼で飯でも作ってやるか…
「圭さんがね?こんど遊園地連れていってくれるんだー!」
「よかったな!」
兄も男に好かれるなら、弟も男に好かれるか…
変なところで兄弟なんだから…
ま、陽が幸せならそれでいいけど。
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