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男の手が上城の両手を電車の吊革に導く。
上城はその手に疑問を抱きながらも大人しく従い、力の入らない両手で吊革を掴んだ。
吊革を掴むためとはいえ、こんな状況下、人混みの中で手を上げる行為はまるで自己主張をしているかのようで躊躇を覚えたが、電車内の誰も、上城を見ている人間は居なかった―――いや、ひとりだけ、煮えるような熱を孕んだ目で上城を見る人間が居た。
未だに、片手で上城の腰を抱く男。
「・・・ッ、な、に」
脱力した全身のせいで振り返ることが出来ない上城の背後から、金属がカチカチとぶつかる音と硬い布が擦れ合う音がする。
まだ、開放されたわけじゃない。上城の本能が身の危険を察知した。だが、逃げ場など、とっくの昔から無くなっているのだった。
「きみのことをいっぱい気持ちよくしてあげたからね。今度は、俺と一緒に気持ちよくなろうよ。ねぇ?」
男の両手が、上城の左右の尻臀を掴み開く。
その中心で、弄られまくって解れたアナルがぽっかりと口を開けている。
その弛緩した菊口に、狙いを定めたようにピッタリと押さえ付けられたのは、指よりも圧倒的な存在感を放つ肉塊。
同じ男である上城は、それが何なのかすぐに理解した。
「―――ッ!!?ひ、ひ、ぃ、・・・ッ!?・・・いや、いや、やだ・・・嘘だ、うそ、」
「分かっていたくせに。こうなる事くらい」
怯える上城。そのせいで全身に力が篭る。だがしかし、解されたアナルだけは、力むたびにひくり、ひくり、と男を誘い込むように疼く。
上城の意志とは関係無く、上城の肉体は男を受け入れる準備が整っていた。
押し当てられた肉塊に、グッと力が込められる。
噴き出す汗が頬を伝い、顎の先から車内の床にポタリと滴り落ちた。
「ゆ、ゆるしてください、許してください、許して、ゆる、ゆるして・・・」
顔の見えない男の笑みが、上城の耳朶を擽った。
ツルリとした丸みを帯びた先端が、ゆぅっくり、と、上城を犯し始める。
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