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「許すも何も、きみはなぁーんにも悪い事なんかしてないじゃないか。きみはただ、偶然、俺の目についてしまった運の悪い子なんだよ。悪いのは、きみ自身の、運の悪さだよ」
無情にも、上城の身体は見ず知らずの他人のペニスを何の抵抗も無く受け入れていく。
ズルリズルリと、挿入されていく野太い雄。
「・・・あ、ぁ・・・っぁ、っあ・・・っ」
(犯されてる、おれ、男に犯されてる・・・ッ)
握り締めた吊革が、ギシリと音を立てた気がした。
ゆっくりと腸内を逆流しながら挿入されていくペニスは、まるで大蛇だ。大きな蛇が身体の奥から自身を食い殺そうとしている。
そんな事を考えてしまうほど、男の昂りは上城にとって脅威であった。
「っ、ハッ・・・はぁっ、う、ぁ、あ・・・」
身体を仰け反らせ、熱の篭った吐息を零す上城の濡れた唇を、男の太い指がなぞる。
唇の形を確かめるように緩くなぞったあと、その指を、上城の熱くヌメった口内へ侵入させた。さらに別の手を下着を履いたままの上城のペニスに這わせながら、男は挿入を止めない。
長い挿入が、ようやく終わりを告げたのは、上城の敏感になった尻臀に男の陰毛が擦れた時だった。
「奥まで、入っちゃったね」
男が、クスリと笑う。いらやしさを含んだ笑みだった。
極太のペニスを奥深く突き刺したまま、その繋がりを馴染ませるように男が円を描くように腰を回す。そのせいで奥の方を掻き混ぜられて、上城の口から甘い吐息が零れてしまう。
「はあっ、ふ、んん・・・んあっ、」
産まれて初めての、味わった事の無い身体の内側を他人に掻き回される感覚。
粘液を纏った肉と肉が擦れ合って、産まれてくるこの下半身から脳天までが痺れるような、この感覚は何なんだろうか。その正体が、上城には理解出来ない。
全身が熱くて、滴る汗が薄い筋肉のついた胸の谷間へ落ちていく。
じっとりと濡れた肉体を楽しむように男の手のひらが這い回る。その手付きにすら、腰の奥が震えた。
「んっく・・・ぅ、ゃ、・・・ぁっ、う・・・」
「はじめてだから、ゆっくり、シテあげるね」
囁く声が弾んでいる。
拒絶しようと掠れた喉を鳴らずが、その口はパクパクと呼吸が抜けるだけの頼りない開閉を繰り返すだけだった。
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