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ホントとウソ (Y side)
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結局買ったのは
ピアス、ヘアピン、お菓子、酒、晩御飯の食材。
外食にしようかとも考えたが、結局何人かには変装を見破られバレてしまったため、早々に帰宅。
「車の運転お疲れ様、晩御飯は僕が作るよ」
「んー…お願いしとくわ」
100%獅童さんの手作り…俺明日死ぬんかな。
「何が食べたい?」
「んー…カレー」
「今から!?時間かかるよ?」
「カレー、作って」
「……わかった」
しょうがないか、とぶつぶつ呟いて獅童さんが料理を始める。
獅童さんの鼻歌、この曲なんだったっけと考える。
どっかで聞いたことあるんだけど。
ここで俺の思考は停止した。
寝てしまったのだ。
「佐上くん?できたよー…起きてー」
「んー…」
「おーい、疲れてるのはわかるけど、カレーできたよー…」
「あぁ…ごめん、寝てた」
「知ってる、ご飯食べよう」
「「いただきます」」
「ん、うまい」
「そう?良かった」
料理上手なんだよな…。
新妻、新婚。
……末期だな、俺。
「ご馳走さま」
「早くね?」
「少なめに盛ったからね」
「なんで」
「お酒、飲みたかったから」
獅童さんは飲み会等で一切酒を飲まない。
飲めないのだと思っていたが、初の泊まりで普通に飲んだ、が、絡み酒だった。
愚痴が凄い。
本心を聞けて嬉しかったりもするのだが。
「だったら先に風呂でしょ」
「そっか、お風呂借りるね」
「どーぞ」
「タオルと…服は?」
「脱衣所の引き出しにあるから、好きなの使って」
「はーい」
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