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ホントとウソ (Y side)
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酒が飲みたい、と言い出したということは慣れたということ。
少し素直に言うことを聞いてくれるようになる。
何回来ても最初から慣れてくれることはない。
複雑だが仕方ない、あからさまに好意を向けているのだから。
食べたものを片付け、洗い物も済ませた。
テレビでも見ようかと腰をかけた時、
「佐上くーんタオル、引き出しに無いみたいなんだけどー、あと、服も。」
という獅童さんの声。
アイツ(妹)…洗濯物干したまま取り込んでねぇな…。
「ちょっと待っててー」
二階に上がり、とりあえずタオルと服を取り込む。
「ごめん、はい、タオルと服」
「ありがとう」
……細い。
これはこれで綺麗な体か………。
ちゃんと筋肉はあるのな。
「佐上くん…ドア、閉めて大丈夫?」
「…ちゃんと拭きなよ」
見つめすぎだろ俺。
はぁ…キモいわキモすぎるわ……。
何が「ちゃんと筋肉はあるのな」だよ!何様だよ俺!
本日2回目のテンションだだ下がり。
気持ち良かったよ、と少し赤くなった顔で上がってきた獅童さんは特に気にはしていないようだったが、それもそれで複雑な気持ちだった。
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