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キヨがフジに色々な物をあげる話
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「ジーフー」
「なーにキヨ」
「これあげる」
そういったキヨの手に乗っているものは唐揚げだ。よくある青いコンビニで売ってる唐揚げ。それをつまようじで刺して渡される。
「いいの?ありがとう」
「どういたましてー」
受けとるとキヨは空になった入れ物をゴミ箱にシュートしていた。
キヨからもらった唐揚げを口に入れると新商品!と大々的に売られていたガーリックマヨネーズ味が口の中に広がる。
「キヨ、これおいしい!」
「だろ?」
キヨは誉められて満足したのかへらっと笑った。
唐揚げの味をほめたんだけどな…
「フジそこどけー」
「はいはい」
俺がソファーに座っているといつもキヨがどけろといって俺の座っていたソファーに座る。
「ほんっと、王様のキヨだなー」
「ん?なら王さまからこれを授けよう」
「え?」
王様のキヨはいつのまにか手になにか持っている。
ぎゅっと握っているので何か分からない。
「え、えっと、ありがと…?」
「うむ」
とりあえず手を出すとキヨが手を開いて俺の掌の上に置いた。
「石?」
掌の上に置かれたものは青紫っぽい色合いの綺麗な石だ。
「ただの石じゃないぞ。パワーストーンだ」
「パワーストーン?」
「アメジストってゆう石。ジーフーっぽい色だとおもって」
「へぇー?パワーストーンか…意味とか効果は?」
「え?あ、あぁ、えーと、忘れた!」
いきなり戸惑うキヨが気になりながらも掌の上の石を見つめる。本当に綺麗。コロコロと掌で弄びながらキヨを見る。
「キヨにしてはセンスいいね」
「一言余計だ(笑)」
キヨは誉められるといい笑顔する。
「ありがとね」
お礼をいって俺も笑う。
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