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*49*【エロ】
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あざといって、やり方が汚いって意味なんだっけ?
それなら、あざといって、僕よりこいつじゃね?
奴は襲わないとか言いつつ、恐らく僕がシャワーを浴びている間にテレビラックの横から探し当てたであろうハンドクリームを枕元に用意していた。
間違いない。
その香りは、僕のハンドクリームだ。
それを今、僕のケツに絶賛、塗布中である。
無理矢理、挿れられるよりは、まだ良心的だね!なんて、思えるか!?バカ!
でも、そんな事言えない。
言ったら、絶対、即挿入だ。
「あー…ちょっと、安心した。」
「は?」
「いや、ここ見る限り、使ってなさそうで…」
「アホか!?マジで、その一回だけだよ!それだって、マジでヤったのか覚えてないよ!」
軽い口調に、思わず僕も軽く返してしまった。
「ふーん…」
鼻を鳴らすのと同じくらい、なんともないように、ぬるりと指先が進入してくる。
「うぐっ!」
あまりに突然の事に、僕は大きく体を反らせた。
なんとも言えない、違和感に軽い吐き気を覚える。
「つーか、むしろ、今日、無理かもな…」
まるで何かのメンテナンスでもしてる様な調子で、奴はグリグリと指を奥に進めていった。
然程痛くはないが、とにかく気持ち悪い。
「無理無理無理無理!絶対、無理だよぅぅ〜」
僕は、悲痛な声を上げながら、首を仕切りに振った。
「はぁああ?じゃあ、俺はどうするわけ?俺の熱き思いは、どこにぶつければ良いわけ!?」
グリグリが少し早くなった。
「ああ……いや…いや………怖い…やめ……ああん……」
「嫌がってんの?誘ってんの?」
「や………ほんと……無理……」
僕の目尻から、涙が零れる。
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