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俺の隣 21
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「んぁっ、はっ…あぁっ!」
玄関の扉に背中を預けて。
立つので精一杯な俺は、必死に柊にしがみついて。
柊に支えられながら、柊の愛撫に素直に溺れる。
「夕貴、もう挿れていい?」
「んんっ…も、来てッ…!」
それを合図に柊のものがあてがわれて。
ゆっくりゆっくりと俺の中に入ってきた。
「はっ…あぁぁぁっ!」
「きっつ…、夕貴っ、力…抜いて。」
「無理ッ…!」
足がガクガクと震えて。
もう力が入らない。
「柊ッ、もっ……立てな…」
声を曇らせながらそう言うと、扉にもっと強く抑えつけられて、両足を抱き上げられた。
「な、何してッ!」
「細っせーな…」
「はぁ!?つか、俺重いから!早く降ろせよ!」
「重くないですよ。むしろ軽すぎ。」
「そ、そういうお世辞はいいから!」
「お世辞なんて言いませんよ。」
「も…今日のおまえ変だよ。」
「変?」
「いきなり引っ張って部屋まで連れてきたり…こ、こんなとこでヤったり…。」
「…ごめん、余裕ないんだ…。」
「え…?」
「ごめん、夕貴…。実は俺…余裕ない。」
「柊…」
「今日のことがトラウマになってんのかな…?今すぐ抱かないと、また夕貴がどこかに行ってしまいそうで怖いんだ。」
「っ…」
繋がっているから、すぐにわかる。
柊の体が微かに震えていることが。
俺は、肩に置いていた手をゆっくりと首に回す。
そして、耳元で囁くように、ゆっくりと口を開いた。
「言っただろ。俺も離れたくないって…。」
「夕貴…」
「水族館でも、体育祭でも誓ったじゃん…。永遠の愛。」
「っ…」
「俺は柊が好きなんだ。おまえじゃなきゃダメなんだ…。だから、もう絶対に離れない。離さない。」
そう言った瞬間、俺の肩にポツリポツリと雫が落ちるのを感じて。
柊が力強く頷いて。
「俺も…好きだ、夕貴。」
擦れた声でそんなこと言うから…
俺の目から抑えきれなくなった涙がこぼれて。
柊と繋がったまま、力強く抱きしめた。
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