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俺の隣 25
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「ねっ、俺も、聞いて、い?」
唇を離して、腰をゆるく動かしながら。
でも、確実に俺のいいところを掠めて。
柊の腕の中で乱れる俺に熱を持った視線を向けた。
「はっ、あぁっ、な、にッ…?」
「夕貴には伝わってる?」
「んぁ、はっ、な…にっが?」
「俺の好きって気持ち、伝わってる?」
「っ…」
ボーッとしてた頭が一気に冴えて。
恥ずかしさとかいろんな気持ちがごちゃごちゃになって、頭の中はいっぱいいっぱいだった。
「ね?こんなこと聞く夕貴は反則だって言ったでしょ?」
腰の動きを止めて。
悪虚な笑みを浮かべながら、楽しそうに聞いてくる柊。
そんな柊を見て、自分はなんて恥ずかしいことを聞いたんだろうって少し後悔した。
でも、あのとき、伝わってるって言ってくれたことがすっごくうれしくて、幸せだったから。
俺も柊に幸せな気持ちをあげたい。
幸せな気持ちになってほしい。
「伝わってる…から。ちゃんと。」
真っ赤な顔でそう言うと、だんだん恥ずかしさが増して、まともに柊の顔が見れなくなって。
手で顔を隠して。
どうせ…
どんな気持ちが伝わってるの?
とか…
俺はまだ足りないから、もっと夕貴の気持ち言って。
とか。
そんなこと言って、からかってくるんだろうなって、心の中で構えてたのに。
柊からは何も聞こえなくて、恐る恐る手を顔から離すと、真っ赤な顔で俯いている柊の姿が目に入った。
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