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哀しみの雨 03
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外では雨が降っていて。
生徒会がその対応のため仕事をしている。
その姿にさすがに戻らないとダメだよな、と思った俺は、重たい体を無理矢理起こして。
重たい足取りで外に向かった。
「夕貴!!今まで何してたんだ!!何度も呼び出したのに無視して!!」
グラウンドに戻ると、すぐに先生の怒鳴り声が耳に入る。
でも、今の俺にはそんなことどうでもよくて…
とにかく早く体を動かしたい。
忙しくて忙しくて…
あの2人のこと考える暇もないくらい体を動かしたい。
そればかりが頭の中を支配する。
「先生、すみませんでした。」
「あのな、夕貴。なんでも謝れば済むってもんじゃ、」
「仕事します。」
「え??」
「生徒会の仕事、しますから。」
軽く会釈をして。
「おい、夕貴!!」、という先生の言葉を無視して、生徒会の仕事に向かった。
あの2人を考えないようにするために…
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