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哀しみの雨 15
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「先輩が俺の隣にいてくれる…。奇跡みたいだった。」
「っ…」
「先輩の隣にいることが出来るなんて…。中学の頃の俺には考えられないことだったから…。」
篠原の言葉に全身が痺れて。
力が抜けていく。
俺はその場に崩れるようにしゃがんで。
今にも泣きそうな篠原の顔を見上げながら、篠原の言葉に耳を傾ける。
「たくさんの奇跡をありがとう。たくさんの幸せをありがとう。」
篠原の頬にツゥ…と涙が伝う。
それにつられて、俺の目からも涙がこぼれた。
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