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俺の隣 20
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「ちょ、篠原!待って!」
あのあと、仕事を放り出して。
篠原に腕を引かれながら、ズカズカと足早に部屋へと向かう。
「ま、まだ洗濯物が、」
「そんなのどうだっていい。」
「だけど、」
「先輩!」
大声を上げながら立ち止まって。
手を繋いだままこちらを振り向く。
「今、大事なのは俺たちのことでしょ…?」
「っ…」
篠原の真剣な目、真剣な声。
それらに、体が熱くなって。
顔が赤くなっていくのを感じて。
その真っ赤な顔を前髪で隠すようにして、静かにコクンっと頷いた。
すると、それを合図にまた篠原に腕を引かれて。
篠原の部屋に向かった。
-篠原の部屋-
バタンッ、ガタッ…ドンッ!
「んっ…」
玄関の扉が閉まると、その扉に体を押し付けられて。
食い付くようにキスをされる。
俺もそれに応えるように、篠原のキスを受け入れる。
すると、背中にヒヤリと冷たい感触がして。
目を開けると、篠原の手が体操服を捲くり上げていた。
「ちょ、待って!!」
さっきまで洗濯してたから、いつもは温かい篠原の手が今はとても冷たい。
「何?」
俺の目の前に篠原の顔があって。
話すと、息がかかる。
くすぐったくて、ものすごく…恥ずかしい。
「こ、こういうのはベッドで…」
「無理。もう我慢できない。」
「ちょっ!!!」
制服じゃないため、ずるりと簡単に脱げる体操服。
とうとう下も脱がされて、ローションが垂れるほどつけられた指を後ろの穴につぷッと入れられた。
「あっ…」
玄関だから…
もしかしたら、廊下を歩いている人に聞こえるかもしれない。
そんなことわかってる。
わかってるのに…
「やっ、はぁ…っ…」
声が抑えられない。
「夕貴、もっと声出して。」
「やっ…げ、ん、かん…な、のに…っ!!」
「大丈夫。俺にしか聞こえてないから。」
「だ、めっ…んぅっ!!」
くちゅくちゅといやらし音を玄関に響かせて。
その音ですら、玄関の外にいる生徒に聞かれるんじゃないかってヒリヒリする。
「しの、はら…っ!」
「″柊″でしょ。約束忘れた?」
「ちがっ、あぁっ!」
もう溺れそうだ。
「何が違うの、夕貴。」
「やっ…ぁっ、はっ…んんっ!」
この快楽に。
「呼んで、夕貴。俺の名前。」
「はっ…ぁっ…しゅ、うッ…」
篠原の愛に。
「もっと。もっと呼んで。」
「あっ、しゅ…ッ、しゅ、う…しゅうッ、柊ッ!」
篠原自身に。
「もっと名前呼んで…俺を感じて。そして、もう戻れないように…離れないように…深く深く俺に溺れて、夕貴。」
「はぁっ、んぅっ…あぁっ!」
溺れてしまう…
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