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知らぬ存ぜぬ3
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「三上」
突然、二都の声が聞こえ、ビクッと肩を揺らした。
二都の背後の景色は、止まっている。目的地についたのか。
「三上、こういう時はな、こうするといい」
表情のない顔で二都は言った。
三守の手を退かして、二都の手を性器に重ねた。
一瞬、頭が真っ白になった。
二都が、強く扱き始めたからだ。
「んぁ!?…ちょっ、にっ……ひっ」
「空イキすればいいんだ。そうすれば精液も出ずにすむ」
「な、何言ってッ…んっ、くっ」
「それに汚れない。いいことづくしだ」
何がいいことづくしだ。
何も良くない。
二都の手は先程より強い刺激を与えてくれた。
必死に声を我慢するが、その代わりとでも言うように先走りが垂れた。
欲を吐き出したい思いが高まっていく。
その思いに呼応するように、水音の音量が増して行く。
最近では聞かなくなった音が三守を苦しめた。
性器に触れていないもう片方の手は、首筋とうなじをそっとなでた。
本能だろうか、うなじを触られた時だけ妙に心地よかった。
とはいえ、このまま何もしないというわけにも行かない。
「ン…くッ…!!!」
縛られたままの両手首じゃ何も出来ない。
前と同じように二都の手を止めようと、手を重ねて体重をかけるが意味がない。
それどころか鈴口を強く押す形になり、声が思わず漏れた。
「ふ、くそっ…やめろ…っうぁ」
「やめろ?お前イきたいんじゃないのか。1人でするくらいには」
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