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我慢と忍耐3
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二都は手を止めない。
そのままの速度を保ったまま、三守を追い上げる。
「んぅ!!やだって…!!やめろって言って…!」
叶わないとはわかっていても、口の抵抗だけは止まらない。
そうでもしないと、二都に対して従順になっているようでムカつくからだ。
この歳になってあまり聞かなくなった音が耳を犯す。
二都の手は止まるどころか速度を増す。
本当に我慢ができなくなってきた。
イきたい。
ただそれだけが頭の中を埋める。
「…ッイく…!」
そう口から漏れたと同時に射精感が襲った。
涎が口からこぼれて、シーツを濡らす。
三守の荒い息遣いだけが部屋の中に響いた。
三守の性器を握ったままの二都の手をどかそうともがく。
しかし、一向に二都は手を離さなかった。
「三守…」
手を離すどころか、そのまま手を脇腹へと移動させる。
三守の精液がついたままの手で脇腹をなでる。
優しい手つきではあるが、精液のせいで生ぬるい気色の悪い感覚だ。
それをさらに塗り広げるように手を移動させていく二都。
静かな部屋に、静かな水音が響く。
快感と射精感の名残で震える三守の反応を探るように、上へ、上へと手は移動していく。
二都が精液に汚れていない手で、ネクタイを緩める。
緩まったネクタイを外す。
シュル、と乾いた音がした。
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