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友達だと言った彼らは毎日のように俺を殴る。
「おらっ」
「ぐっ」
「トロいんだよ!」
「っ」
弟が見てない場所で見えないところを。
顔は絶対に殴らない。
ばれたら面倒というのは建前。
本当の理由は
弟と顔が似ているからだ。
ただそれだけのこと。
同じ顔を殴るのは気が引けるのだろう。でも
「瑞樹と同じ顔でそんな顔すんなよっ!!」
「っぁ」
「瑞樹が汚されてるみたいでムカつくんだよっ!!」
「ぐっ」
罵倒のような言葉を吐きかけ腹を殴っている時の彼らの顔はひどく興奮していた。
苦痛にゆがむ顔がそんなによかったなら…
いや駄目か出来ないから俺を使ってやってんだもんな。
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