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「なあ」
「俺達友達じゃん?」
「試させてよ」
「っ!」
いつかはこんな日が来そうな気はした。
でも従うほど落ちぶれてない。
近づいてくる手を振り払い全力で暴れて逃げる。
でも俺の全力なんて所詮彼らにしたら蚊が暴れてるようなもの
簡単に捕まり引きずり倒される。
逃げたことに腹を立てた彼らは殴り蹴った。
1人が腕を押さえ、
もう一人は馬乗りになり俺のズボンに手をかける。
(ああもうだめだ
だれか
たすけて)
こんなこと願ったって叶いはしない。
心の中では分かっていたけれど
「肌白っ!」
「はっはっ乳首たってる?」
「っう!」
「変態かよ」
「っあぅ」
(こんなことしてるお前らの方がよっぽど…)
彼らの手は止まらない。
あきらめた方が楽だ。
そう思いふとみた窓の外は
目が痛くなるほどの青空が続いていた。
現実味が遠のくような感覚。
彼らの声も遠くに聞こ初めてきた。
ガラガラ
「!?」
突然開いた教室のドアの音で現実に戻される。
そして時間が止まったかのように
俺を押さえていた奴らの体が固まった。
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