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「お前ら何やってんの」
「北野っ」
「いやいや別に何もねぇーよ」
「そっそうそう遊んでるだけだぜ」
「俺も混ぜてよ」
「えっいやははっ」
「あっとおっ俺達用事思い出さしたから行くなっ!」
バタバタと去っていった彼等を無言で見送ったあとぽつりと呟いた。
「あいつら逃げ足だけは早いのな」
彼は同じクラスの北野裕太。
綺麗な黒髪に容姿端麗でスポーツ万能そしてさわやかな彼は学校内でも目立つ存在だ。
勿論話をしたことはないし、助けて貰う理由もない。彼が何でこんな所に居るのか分からなくて顔を見つめてしまった。
「あっ大丈夫か?」
「あっ…」
その言葉に思わず体を両手で抱く。
服ははだけズボンのベルトは外されている酷い状態。
震えが止まらない。今になって怖かったのだと実感した。
ぱさりと頭の上に何かを落とされた。視界に映る布はブレザーのもので
ポンと軽く頭をされた後
「ほら」
そう言って差しだされた手
瞬間
震えが止まった。
こんなことされたこと無かった。鼓動が早くなり顔に熱つが集まるのが分かった。
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