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羽笠高校
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羽笠〈ハリュウ〉高校、
ある一部の女子が聞いたら「ああ!あの王道学校ね!」と返ってくるであろうその高校にも、春が訪れようとしていた。
桜の花が舞う中、生徒全員は体育館に集められ、皆思い思いにだらけている。
現在、入学式の真っ最中。
適度にさぼりながら誰しもが無駄に長々と話をする頭がやけに眩しい校長の話を聞き流していた。
体育館とは思えないほどとてつもなく広いその空間に、聞いていたら眠くなる声が響いている。
ここ、羽笠高校は お金持ち校であり、男子校だ
周りには男子しかいないが、高校生というのは、思春期の塊みたいなものでありどう頑張っても性欲を抑える事はできない。
それにこの高校は山の頂上にたっており、周りは木々が生い茂る森が広がっている。
こうした社会から隔離されているとも言えるこの空間で、BL(すなわちホモ)が全校の7割を占めるのも仕方が無いこと、だと言えなくもないだろう。
ちなみに、残りの2割がバイで1割がノーマルなのだが。
可愛い顔をした奴も、かっこいい顔をした奴も沢山いるこの中のほとんど全員がホモだと考えると頭が痛くなる
その中で一際不自然な奴が一人いた
入学式ともあってそれぞれがばしっと髪型や化粧をセットしている中、まるで他との関係を望んでいないかのように真っ黒なフードで顔を隠している
前見えてんのか?って言うくらいの大きなフードはその男の口元が少し見えるというぐらい
だが、良く見ると ちらちらと見えるその口元は、ピンク色の薄い唇がきゅっとしまり、リップでもしてるのではないかと疑うぐらいぷるぷるとして艶めしかった
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