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日常は非日常に③
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”ヒロ”。そう呼ばれた人物が「ええええ〜。アレ使っちゃうの?それじゃすぐ落ちちゃってつまんないじゃん!」なんて気持ち悪い笑いを浮かべながら小さい茶色の瓶のようなものを男に渡す
「ばーか、ちゃちゃっと落として色々仕込んだ方が楽しいじゃん!ってことで……祐ちゃ〜ん、これ飲んで♪」
瓶を受け取った男が蓋を開けて、俺の口元へと持ってくる
(何、コレ……。液体?)
ちゃぷん、と言う液体独特の音がなり、中に入っているものが何かの薬らしいと気づく。
いや、明らかに怪しいだろ……!
瓶を押し当ててくるそいつを拒むように、唇を固く結び イヤイヤと首を横に振る
「ふぅ〜ん。そんな態度とっちゃうんだア…。」
飲まないのも予想の内…とでも言うように、男はニヤリと企んだように笑った。
『……ッ、、』
頭の中で警鐘が鳴り響く。コイツ、やばい……とおもって後ろに下がり離れようとするが、手も足も縛られている状態のせいでもぞもぞと数センチ動いただけだった。
キラッ…
男が細い針が付いた物を取り出し、その中に先ほどの液体を入れる。
(……嘘、だろ…)
「折角オレが親切に飲んでって言ったのに拒否したのそっちダカラねェ…ギャハハ、知ってる?この薬さ…………注射器で直接打った方が、効力上がるんだ…♪」
最後の方を耳元で言われ、ゾクリと背中に寒気が走る。
「じゃあ、ちょっと痛いけど我慢ね!は〜い、痛くな〜い痛くな〜い!」
ズプッ…
腕を他の男に抑えられ逃げられない所を、細い針(注射器)で刺される。それと同時に体内に入ってくる液体……
『……ぐ、ぁあッ』
変な異物感とこれからされる行為を想像して、なんとも情けない悲鳴が漏れる。
……イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ
誰か、…助けて
涙で視界が潤んだ時、急にこの場にそぐわない明るい声が聞こえた。
「わあお♪随分と楽しそうな事やっとるやん♪ねぇねぇ俺も混ぜてや♪あ、でもやっぱええわ……祐たんを返してくれるかな、このゴミクズども。」
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