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覚えてるさ
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「なぁ、桐江。プライベートはどう?
変わらず不特定多数の女と遊んでる?」
「いや流石にもうそれは無いね」
「へーじゃ特定の彼女いんのか?」
「いた。でも最近別れたばっかり。
仕事の所為もあるけど長く続かなくて」
「仕事ねぇ……
お前が他の女の子にもモテるから
彼女として心配で、それがキツイんじゃね?」
「僕、そこまで適当じゃないよ。
彼女いる時は浮気は絶対してない」
「それとこれとは別ってことだろ?
お前はそう思ってても
女って邪推してくんじゃん。
見てくれが良すぎるのも良し悪しか……」
それからしばらく
仕事の事、学校の事、鈴木や他の悪友の
その後の話で散々盛り上がった後、
不意に石川がその話題を口にした。
「そいういえば、四堂って子、覚えてる?」
「え……ああ。何となく」
そりゃ覚えてるよ、忘れるわけがない。
あんな強烈な体験。
当時、ゲームと称して
小学生、しかも男の子相手に
恋愛ごっこみたいな事をして
本当、今考えてもどうかしてたとしか
思えない苦い記憶。
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