アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
さぁ、ゲーム再開といきましょう
-
「ですよね?」
「ま、まぁ理屈ではそうなるような、
ならないような……アレ?」
念押しする笑顔に、良く分からなく
なってきてうっかり頷いてしまった。
あ、馬鹿。
これは俺の悪い癖だ。
――迂闊すぎる。
「じゃゲームしませんか?
今度は俺が貴方を落とすゲーム」
「ゲーム?しかもターゲット、俺?」
「そうです。桐江サンは以前
見事に俺を落としてますし、
でも俺も落とさないと色々させて
くれないんじゃ
そうするしかありませんからね」
「ちょっと待って」
「言っておきますが貴方はパスできない。
昔、俺に仕掛けておいて自分は乗らないとか
それはフェアじゃないでしょう」
挑戦的且つ、有無を言わせない
言葉の選択。
「………………」
―――そういう事か。
四堂君が
こうも絡んでくる理由がやっと分かった。
これはあの時の復讐なんだ。
「俺は、男なんかに落ちないよ」
「他の男なんかに落ちる訳じゃありません。
俺だけで良いんです、ちゃんと
その言葉を“俺以外の男には”って
言わせてみせますから。
そして、そのうち
“女より俺が良い”ともね」
自信満々なその口調、態度。
昔の四堂君を彷彿させるけど
……意味合いがまるで違う。
思わせぶりな言動は全て
この為だったんだ?
「Geniesen wir ein Spiel. 」
四堂君が呟いた言葉は
きっと―――
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
57 / 188