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全世界が注目してる
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「CMやメディア系はうちのボスを
利用してもらって構いません、
そのあたりは事前に言って頂ければ
出来る限り調整しますので」
「そうして貰えると助かります。
以前の反応も物凄かったですからね。
特に女性、編集からも写真集の打診
あったんでしょう?」
今でもワイドショーとかでも結構頻繁に
取り扱われたりしてハリウッドの
誰それと付き合ってるとかパーティーに
同行していた女優とどうのとか
アメリカでの動向もイチイチ取りざた
されている程だ。
まぁ……あれだけの美形で成功者とも
なれば無理もないんだけど。
本人もそれが分かっていての
立ち振る舞いは、自らの商品の広告に
一役も二役も買っている。
何にも代え難い広告塔でしかも
商品契約はウチが独占してるから
こういってはなんだけど、
かなり会社としてはウマウマだ。
それ程、誰もが注目している彼。
自分の価値をもっと知った方がいい、
僕とは全然違うんだって事にね。
本当、どんな女の子でも
君になびくだろうに……
二人の会話を聞きながらも、この前の
夜の事をぼんやり考えていた。
「――桐江、企画書その点を
変更して阿部に回しといて」
「え?あ、ハイ」
ヤバイ……どこの部分だっけ?
あ、そこか。
線や箇条書きで修正されている部分を
見つけ慌てて自分の資料にチェックを
入れた。
何を考えてる?仕事中なのに。
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