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接待
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「…………。」
本当だったら支えてやりたいのに
僕も大概大人気ない。
意地を張って良い事など何一つないと
わかっているけど、四堂君相手だと
何故こうも空回りするのか……。
目の前の彼は至って普通というか
ポーカーフェイスでその感情を
読みきれない。
どっちにしろ、これはビジネス
私情を挟まず付き合うしかないか。
四堂君がそういう態度でくる以上、
こちらもそれに合わせるのみ。
「こちらも持ち帰って対策検討したいので
少々お時間頂けますか?」
「ええ、結構です」
「という事でこの件は預かります、
プラン提案は石川君
渡しで宜しいでしょうか?」
「構いません」
「では……」
僕が席を立つのを見計らったように
四堂君はソレを切り出してきた。
「所で、俺にもして頂けませんか?」
「何を……ですか?」
「貴方のお得意な“接待”ですよ」
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