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変わってないね、そういうとこ
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恐る恐る周りを見渡すがどうやら
四堂君はこの部屋にいないみたいだった。
「……ふぅ」
思わず安堵で再びベットに突っ伏した。
今何時だ?
僕もしかしてずっと寝てたのかな?
四堂君がいないってことは呆れて
帰ったとか?
『………………』
『…………』
やっぱりさっきから何か人の話し声が
漏れ聞こえる。
といってもTVではなさそうだ。
四堂君?
少し歩いて戸口の間を覗くと
彼がこちらに背を向けた状態で
ソファに腰掛けているのが見えた。
手にはグラスを持っていて……
振り返ると俺が飲んでいたシャンパンが
ボトルごとなくなっているのに気が付いた。
未成年で飲めないって言ってくせに。
……帰ってなかったんだ。
いくら僕が眠っていたとはいえ、
仕事を口実に選んでまで
強引に僕と寝ようとしてたのに。
手段を選ばないのであれば
寝てる僕を自分のやりたい様に
無理やり抱くことだって出来たはず。
それを彼はしなかった。
……いや、出来ないんだよね?
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