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石川の提案
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「どうしたいって……決まってるだろ」
「切る、方向で良いんだな?」
「……当たり前だ」
何でわざわざ確認する意味がある?
それ以外の選択しとかある訳ないのに。
「んじゃ、提案あるんだが乗ってみるか?」
石川の提案?
もう既に嫌な予感しかしない。
お前に何か持ちかけられて
なにか上手くいった試しあった?
大体がロクな目に合ってない
記憶しかないけど?
「――激しく内容によるかな」
「そう疑うなって。俺に任せろ」
だからそれが怖いんだって。
今の一言で疑念が確信に変わったよ。
「――今の話、零クンにも話すつもりか?」
「話すぜ」
「は??簡単にいうけど
零クンは四堂君と親友だよ?
この事がもし四堂君に知られたら
意味がないだろ?」
「そうだな、零一が言えばその時点で
ネタバレで計画終了するまで。
言うか言わないかはアイツが決める事じゃん?」
「お前……あんまり酷なことしてやるなよ。
尊敬する兄貴か、大事な親友か
そんな天秤にかけさせるなんて」
「まぁまぁ深刻になりなさんなって」
僕は石川の物事を軽く見る言い方に
苛立って席を立った。
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