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出会い
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キーーーーンコーーーン!!
鳴り響くチャイムが最後までなり終わるのも待たずに柏木君の周りはぞくぞくと人が集まってきた
僕は隣の席ゆえに巻き込まれ埋もれてしまいそうな群衆の中体を小さく丸めていた
「ねー!ねー!どこからきたの??」
「家、どの辺??」
「あのさー俺、吉田!!」
「あー!!あたしはね、鈴木だよ!みんなからはー、、、」
次から次へと、質問を投げかける
かろうじて見えた人の間から廊下が見える
廊下には他のクラスの奴らが噂の転校生を一目みようと集まっていた
「ちょっと、委員長、席どいてよ!」
「え、、、ちょっ、、、ちょっと、、、」
クラスの女子たちの勢いに負けて席を取られる始末だし、、、
こーなると思ったよ、、、トホホ、、、
押し出された僕は群がる集団から一つ離れて次の授業が始まるの待つ
当分この騒ぎだな、、、
キーーーンコーーーンカーーンコーーーーン!!
次の授業のチャイムが鳴りちりじりにみんな自分の席に戻っていく
柏木君との会話を名残惜しそうに・・・
「、、、柏木君、、、大丈夫?」
僕はこっそり話しかけた
「みんな来ちゃって、、、大変だったでしょ??」
すると彼も小声で答えた
「バレた??ちょっと多すぎてびっくりした、、、」
「だよね、、、トイレにもいけないね(笑)」
「佐藤君、、昼休みあいてる?」
「え、、、?」
「学校案内してもらえると助かるんだけど、、、」
「あ、、そっか!それは全然いいよ」
「本当??よかった!」
昼休みはみんなにつかまらないように行かないとな・・・
こうして僕は昼休み、柏木君に学校案内をすることになった
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