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『二節/5』
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「牙刃、牙刃?」
「ん?」
「もうお店出るって」
「あ、あぁ…」
俺たちは腹が減ってきたので町の中にある店に入っていた。
そこでケンカしていたりするワケだが、店の人は止めに来たりはしなかった、やっぱりアロク王子の存在があるからだろうか。
この店の食事代もアロク王子が出すことになっていた。
「アロクって好きな人いないの?」
「え…」
「そうだよな、年は俺と同じっぽそうだし、好きな鬼娘はいないのか?鬼姫とか?」
「鬼姫ってなんだよ」
「鬼のお姫様、王子もいるんだし姫も」
「知らん、そういうお前はどうなんだ?」
「…ムツルは?」
「ボク、牙刃!」
「シャレにならん」
「こんな奴のどこがいいんだ、双黒か!?」
「気にすんな、こいつの好きは多分憧れだ」
「牙刃、かっこいーもんね!」
「ありがと、お前もかあいよ」
「かあいくないよぅ…」
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