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偶然
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冷蔵庫の中身を確認する。
「おや…卵が切れてる。」
少し迷ったが、赤井には何も言わず無言で家を出る。
自分から顔を見たくないと言ったんだ。
出かけてくると言えば、きっと顔を出してくる。
今日ばかりは大目に見てくれるだろう。
スーパーへの道のりの、半分ほどに差し掛かったとき、知った人の後ろ姿を見つける。
あれは…。
「…新一くん?」
「え…あ、安室さん!買い物ですか?」
「そうなんだ。卵が無くて」
「俺は快斗に頼まれて。あいつ、いま熱だして…俺が看病してるんです」
※解毒剤が開発され元に戻ってます。
快斗…確か、新一くんの恋人だったか。
「熱か…そりゃ大変だな。早く帰ってあげるといい」
「いえ…それがそうもいかなくて。」
「なにがだい?」
「快斗…俺の作ったお粥が食べたいって言い出して…俺、料理とかしたことなくて…帰るに帰れなくて。」
「お粥か。僕、作れますよ。一緒に作りますか?」
「いいんですか!?助かります!安室さんって料理得意なんですか?」
「まぁ。家事全般は僕の仕事だからね」
さっそく、新一を連れて僕たちの家にやってきた。
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