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ワガママなやつ
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「おい、日向ぁ」
「..........。」
さっき、家に帰って来たら陽樹がすでに居た。ソファにねっころがりながら漫画を読んでいる。
そんで、俺が帰って来た途端、顔も上げずに俺の名前を呼び始めた。
......けど、嫌な予感しかしないからとりあえず無視する。
「......おいこら、聞こえてんだろーが。なに、それとも俺を無視するんだ?」
「.......っ、なんだよぉ....!!」
俺も俺で目を合わさない様にしていたら、ついに本の下からこっちを見つめて、嫌に笑うので、耐えかねて返事をしてしまった。
「っふ、日向、お前暇だろ?」
返事をしてしまったのが悔しくて、震える俺を笑って陽樹は言った。
「っはぁ?暇じゃねーよ!」
なんなんだよコイツ!!
今俺帰ってきたばっかなんだぞ!
どうしたら暇になるんだ....!
「お前、今日夕ご飯作れよ。シチュー食いたい。」
......っはぁぁぁぁぁ!?
「暇じゃないっていってんじゃん!大体お前な、「はーやーくー」俺の話きけよ!!」
まじ........今日ばっかりは嫌だぞ....泣
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