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甘い罠
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「咲久~。ココア飲むか??」
夕食後、のんびりとソファーでTVを観ていたら要が珍しくお菓子を用意してそんなことを聞いてきた
「うん。飲みたい。冷たいのがいいな。」
「おっけ~。今用意する」
そう言って要は自分の分のコーヒーと俺のココアの準備を始めた
俺はコーヒー苦手だからな…
わざわざ違うの淹れてくれるとことか…
優しくて好き………
「はい。準備できたよ~食べよ??」
「うん。ありがと。このお菓子どうしたの??」
「望月先輩からもらったんだ~。お土産って。マドレーヌ!!」
「へー。望月先輩どこ行ってきたの??」
望月先輩こと望月蓮先輩は、要と同じサークルの一個上の先輩で俺も良くしてもらっている先輩だ。
「ん~??大阪だって言ってたよ~?」
「大阪でマドレーヌ??」
「なっ!!ちょっとへんなチョイスだよな~」
「うん。でも美味しいね。」
「うん。うまい!!」
「ココアも美味しいよ。なんかいつもとちょっと味違う??」
いつものより甘さが強い気がする…
「そっか。え??そ、そんなことないぞっ!!」
「そう??」
何をそんなに焦っているのだろう…
このあと俺はココアを飲んだことをかなり後悔しつつも…
自分の舌に狂いがないことを確認した。。。
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