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うわさ話...
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...この 舞踏会では 特にすることもないので、 周りの人達の観察をしながら 壁の 華になっていると、僕を見ている人達の 話がおのずと 耳に届いてくる...。
「...まぁーあの方がライラ様でして?...神秘的な美しさですわね...」
「確かに あのお顔は国一番の、いえ 世界一美しいといっても言いけれど... 母と父があの人達では宝の持ち腐れもいいところですわ」
「そのうち社交界デビューをしたら 何処ぞの貴族の愛性にでもさせられるのでしょうな」
「ほんと哀れなこと...、親が違えばまた 人生も違ったでしょうに...」
...まぁ、聞こえてくる声は 大体当たっている。...母上は僕を復讐の道具としてしか見てはいないし、 父上は言葉に出すのも おぞましい 感情を向けてくる...。
(...どうせ 社交界デビューした所で、僕は何処ぞの貴族にお金で売られて 好きな様にされるのだろう...)
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