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嫌われ者の一家...
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「...つかぬ事を聞きますが、僕の前はどなたが側室に選ばれていたのですか?」
「ナチュリー家のハンスよ、まぁ あんな いまいちなお顔の子より 貴方を側室に召し上げた方が 王子様も 御機嫌が麗しくなるわよ 側に置くなら美しい者の方が誰でも気分がいいものでしょ」
(ハァー... ほんとに我が母上は人の感情に疎いな... まず、顔以前に我がカミュウ家は 王族の方々、引いては貴族の方々の嫌われ者だというのに... 母上は自分が かの公爵様にお熱になって その婚約者様共々 大っ変なご迷惑を かけたことを忘れてるんじゃないの?... ほんとそれで舞踏会の時も 王家と、その親しくしている貴族の方達に 嫌悪の目を向けられたというのに...いい加減気づいて欲しいよ...)
「ですが母上、やはり僕は 初めに決まっていたハンス・ナチュリーを..」
「お黙りなさいッッ!! 私が 行けといったら お行きなさいッッ!! 反論は認めませんッッ!! 貴方はいつからそんなに我儘になってしまったのかしらッ!! わたくしの言うことが聞けないのッッ!? ライラッッ!! 」
(あーあー... またヒステリーを起こされたか...母上は自分の思いどおりにならないと気がすまない性格なのだ...ほんと迷惑極まりない性格である。 しかし、ここで僕が折れとかないと 今度は刃物などを持ち出して来るのだから これまたたちが悪すぎる...)
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