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僕の部屋...
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僕の部屋として案内されたこの部屋は
なんとも 言えぬ憂鬱さを醸し出している部屋だった...
(わーお... 広さで言ったらー...カミュウ家の僕の部屋と同じくらいかな...? まー後宮の他の部屋に比べたら多分 部屋と物置くらい広さに違いがあるのだろうけれど 僕としては慣れ親しんだ広さとも言える。って言うかほんとに物置だったりして......問題は、...この天井にはびこるクモの巣と、なんとも日当たりの悪いジメジメした感じだな...。)
僕は自分に与えられた部屋の中を確認して
ここまで案内してくれた無表情な使用人の
方に向き直った。
(うわー...無表情は無表情なんだけど...どことなく哀れんでいるような...申し訳無さそうな表情が垣間見得る...この人も僕の事気に食わないだろうに この申し訳なさそうな顔が この人が本来は優しい性格なことを表しているな...)
「部屋に案内して頂いてありがとうございます。あの...、少し掃除をしたいので 掃除道具をお借りしてもいいですか?」
僕に声をかけられて、多分 部屋を変えて欲しい
と言われると思っていたのだろう男の人は
かなり驚いたのだろう、その無表情な顔に
驚きの色を濃くのせていた。
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