アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
1の檻……雄輔
-
俺は少し寒くって近くにある温もりに擦り寄った……
すると……
「クスクス……本当にお前は猫みたいだな雄輔……」
と声を押し殺したような笑い声がした。
そして、頭をなでられた……
声がする方を見ると愁さんがいた……
「えっと………………」
「なんだ?覚えてないのか?」
そう言われて昨日の愁さんとの行為を思い出した………
その瞬間顔が熱くなってベッドから飛び降りようとした………
その瞬間………
「ぃ………っ〜………!!!!」
腰や尻を中心に激痛がはしった………
「あぁ〜無理に起きるからだ……」
そう言うと愁さんはベッドから降りていわゆるお姫様抱っこをしてきた……
「なっ!?は、離せ!降ろせよ!」
と言って暴れると……
「そんなに暴れると落とすぞ?」
そう脅された………
落とされるのは怖いから大人しくすると……
「いい子だな〜」
と笑って椅子に座らせられた………
「えっと……何するんですか?」
このあと何をされるのかわからなくて質問すると……
「服取ってくるから着替えろ。着替えたら朝飯食べに下に降りるからな〜」
と愁さんは言って部屋のクローゼットをゴソゴソしていた……
そして、服を持ってくるとその服を着せられた…………
「んっ!似合うな!」
そう言われ鏡を見せられるとそこには顔を赤くした自分が映っていた………
「あの……これからどうしたらいいですか?」
何故か恥ずかしくなって鏡から目を逸らして愁さんを見ると……
にやりっと笑って……
「とりあえず、腹減っただろうから下に降りて朝飯!で、他の奴らを紹介する。それからは自由にしていいぞ〜とは言っても敷地内で我慢しろよ?」
と言われ……
また、お姫様抱っこされた……
「いや!ぁ、あの!!歩けるので降ろしてくれませんか!?」
と言うと……
「腰痛いんだろ?それくらい抱きついて甘えてろ。」
そう言われ………
俺は……
何故か…………
何も言えなくなってしまった………
これから、どうなるかもわからない………
正直言って不安だ……
でも、俺は……この人を……
いや、愁さんを好きになってしまった……
ような気がする……
だから、しばらくはこの生活に慣れようと思った…………
〜雄輔編 終〜
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
32 / 72